仮想通貨って、ハッキングとか詐欺あるから怖いよね…。
せっかく投資しててもハッキングされたら悲しいよ。
まずは仮想通貨のハッキングや詐欺に遭わないように対策をしよう!
ハッキングの対策はすぐに出来るかな?
一緒に学んでいこう!
仮想通貨のイメージと言えば、「ハッキング」「詐欺」「危ない」が多いと思います。
ですが、どのようにハッキング被害に遭っているのかまでは知らない人が大半です。
割と多いのが、ウォレットの秘密鍵を教えてしまって仮想通貨やNFTが盗まれるケースです。
実例やしっかりとした対策をわかりやすくお伝えしていきます。
仮想通貨詐欺の実例を紹介
仮想通貨のハッキングや詐欺はどうしたら防げるの?
結論から言うと、楽して稼ごうとしなければ詐欺にはひっかからないよ!
しっかりとした理由もあるから解説していくねー
仮想通貨に限らず、投資業界には詐欺事件が多くあります。
中でも仮想通貨はまだ世に出て10年ほどしか経っておらず、認知度が低くいため詐欺も多いのが現状です。
こちらで紹介する仮想通貨詐欺の種類を覚えて、しっかりと対策していきましょう。
主な仮想通貨詐欺を3つ紹介
ここではよくある詐欺の手口を紹介していきます。
- ネットワークビジネス型の詐欺
- 悪徳な情報商材販売
- 詐欺コイン
ネットワークビジネス型の詐欺
ネットワークビジネス型の詐欺とは、一言で言うと「ネズミ講」のようなものです。
仮想通貨を使ったネットワークビジネス型の詐欺の流れをカンタンに解説しますね。
- 首謀者が顧客を集めて商品を売る
- 顧客はその商品を他の人に売れば売上の何割かをもらえる
- 自分が紹介した人が商品をまた他の人に売れば更にその売上の何割かをもらえる
つまり顧客も商品をある程度売れば何もしなくても収入が得られるという仕組みになっています。
大体の方がネズミ講の仕組みは知っていると思いますが、この仕組みには罠があります。
結局、儲かるのは首謀者だけで、顧客たちはそんなに商品を売ることは出来ないのです。
そもそも商品自体存在せず、顧客はただ高額な会員費だけを取られるといったパターンもあります。
悪徳な情報商材販売詐欺
首謀者が「1日で仮想通貨の利益を100倍出す方法」などのマニュアルを売って儲ける情報商材詐欺の可能性が高いです。
ネットワークビジネスと似ていますが、こちらは首謀者が売って終わりのパターンですので、顧客は何も得るものがありません。
仮想通貨取引は正式にインサイダー取引は法整備されていませんが、NFTアートでインサイダー取引に該当するのではないかと捜査され始めたケースもあるため違法性が高いです。
仮想通貨の価格の上下なんて誰にもわかりませんし、高額な情報商材通りに行ったとしても利益は得られません。
情報はどこから手に入れる?
有料情報でなくとも、ネットには精度の高い情報が沢山あります。
また、Amazonなどで書籍を購入するのもとても勉強になります。
- Google検索で欲しい通貨名で検索をしてみる
- 書籍を購入し、仮想通貨・NFT等欲しい情報を入手する
- SNSを使って情報を発信している人を探す
※「DMで発信!」「LINEで発信」等の人は注意が必要です
有料商材をナゼ販売しているの?
もしその商材が本当ならその人はお金に困ることはないよね?
「期間限定!」「10名限定販売」など色々と理由を付けて販売されていることもあります。
ですが、販売している人は何を目的としているかその背景を考えてみましょう。
販売者は情報を売って「利益」を得たいから。
その情報で儲けることが出来るのであれば、わざわざ販売する必要がないのでは?と疑問を持ちましょう!
詐欺コイン
最後は詐欺コインです。
こちらは仮想通貨特有の詐欺です。
カンタンに流れを解説すると
- Twitterなどで新しく仮想通貨を上場させると発信する
- 公式サイトなどを作り、有名人も出資していると発信する
- 「上場後は○○○倍の価格になる」と発信する
- 全てウソの情報で出資者を集め、資金が集まったところで上場もせずに出資金を持ち逃げする
このパターンが王道ですね。
こちらに詐欺コインの実例がいくつか紹介されています。
紹介した3種類の詐欺は仮想通貨詐欺の一部です。
他にも色んな種類の詐欺があります。
詐欺被害は無くならない?
株式投資やFXなど全ての詐欺に共通して言えるのですが、詐欺師も本気なので手口が巧妙になっていきます。
本物の企業が作ったようなサイトを作ったり、いかにも有名人も利用しているように見せます。
偽物のデータを本当のように見せたりなど、疑ってかかった人でも信じてしまうような詐欺にしてはクオリティの高い情報を用意します。
日本語の詐欺は直ぐに気付ける人も、英語表記になった途端信じてしまう事もあります!
そして誰でも詐欺に遭う可能性はあります。
しかし、詐欺の手法を知っていれば未然に防ぐことは出来るので、しっかりと覚えておきましょう。
ここで絶対に仮想通貨詐欺に引っかからない方法をお伝えしますね。
投資は自分で情報を探し判断すること。
ビットコインはハッキングされたことがない
あれ?ビットコインってハッキングされたことあるよね?
ビットコインはハッキングされたことがないよ!
え!ビットコインが日本で有名になったのは、数年前にハッキングされたからじゃない?
ビットコインがハッキングされたわけじゃないんだ。
これから紹介するね!
日本でビットコインが有名になったのは、数年前にビットコインがハッキングにより流出した事件があったからですよね。
しかし、そのときもビットコインのブロックチェーンがハッキングされたわけではありません。
混乱してきたーー!どういうこと?
仮想通貨取引所のビットコインがハッキングされた事件はあります。
しかし、ビットコイン自体のブロックチェーンがハッキングされたことは一度もありません。
株式投資で言うと、証券会社がハッキングされたのと置き換えるとわかりやすいですね。
ビットコインがハッキングされるということは、ブロックチェーンを書き換えなければいけません。
それには世界中のノードと呼ばれる承認作業をしているパソコンに、「この不正データは正しい」と承認されなければなりません。
ハッキングする者がノードのシェア(処理能力)を51%超える事で、無理矢理承認は出来ますが費用面から考えて現実的ではありません。
ビットコインが安全だって言われるのはそういうことなんだね!
確かにビットコインのブロックチェーンは改ざんが非常に難しいので、安全性は高いと言えますが100%ハッキングされない保障があるわけではありません。
結論は、ハッキングするよりマイニングする方が利益が出るからです。
マイニングとは?
新しく作られたブロックを直前に作られたブロックに繋げるための計算を行い、1番速く計算が終わった人が報酬としてビットコインを報酬としてもらえます。
ハッキングが行われるとビットコイン自体の価格が下り、ハッキングする事自体に意味がなくなります。
ハッキング<マイニングの利益量の構図を作ることでハッキングを防いでいるという面もあるということですね。
先ほども出て来ましたが「51%攻撃」というものがあります。
こちらで詳しく解説していますので、読んでみるとより詳しく理解できますよ。
https://coincheck.com/ja/article/218
仮想通貨のハッキング事件
先程解説したように、仮想通貨取引所のハッキング事件は実際に起きています。
ということは、自分が持っている仮想通貨もハッキングにより盗まれる可能性があるということですね。
最後に、ハッキング事件と自分の持っている仮想通貨を守る方法を紹介します。
- ウォレットをハッキングして仮想通貨を盗む
- 仮想通貨取引所をハッキングして仮想通貨を盗む
ウォレットへのハッキング
ハッカーが、詐欺サイトなどへターゲットを誘導し、そのサイトにウォレットを接続させ仮想通貨を盗むパターンです。
誘導方法はTwitterなどのSNSで仮想通貨やNFTをプレゼントするなどとメッセージを送り、詐欺サイトへ誘導します。
その後、ウォレットへプレゼントを送るために詐欺サイトへウォレットを接続するよう誘導します。
接続したら最後。
ウォレットから全ての仮想通貨やNFTが盗まれてしまいます。
メタマスクでサイトに初めて接続すると
- URLが1文字違い
- 公式サイトは「.org」なのに詐欺サイトは「.com」
サイトデザインは存在する公式サイトを装っているのでURLの確認は習慣づけるといいでしょう!
ハッキングの対策方法として
- SNSでのプレゼントメッセージなどは全て無視
- 不審なサイトへアクセスしない
- 不審なサイトか判断するために、URLを確認(ドメインが公式と同じかどうか)
- メタマスクやウォレットをインストールしているブラウザからサイトを見ない
- ウォレットの2段階認証を設定する
日本語表記のメッセージやサイトならまだ警戒は出来ますが、英語表記になると意味がわからないままウォレット接続してしまうこともあるので注意です。
取引所へのハッキング
仮想通貨を売買する取引所のハッキング事件は実際に起きています。
日本でビットコインが有名になったハッキング事件も、取引所がハッキングされてビットコインが盗まれた事件がきっかけです。
有名な3つのハッキング事件
- マウントゴックス事件
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初めての仮想通貨ハッキング事件です。
この事件によって、世界中にビットコインの存在が知れ渡りました。
2014年にマウントゴックス社の取引所がビットコインのハッキングに遭いました。
その金額が480億円分に相当するビットコインの流出事件が起きたのです!
容疑者は何人か見つかったものの、いまだに真犯人は見つかっていません。
- Coincheck事件
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日本の仮想通貨取引所のハッキング事件ということで、日本で仮想通貨が有名になったきっかけの事件ですね。
2017年にCoincheckがウイルス感染によるハッキングを受け、580億円分のNEMが盗まれた事件です。
こちらも未だに犯人は見つかっていません。
- The Dao事件
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The DAOというプラットフォームに出資されたイーサリアムがハッキングにより盗まれた事件です。
トップがいないプラットフォームとして期待が寄せられていた分、多くの出資者がいました。
イーサリアムがハードフォークして、イーサリアムとイーサリアムクラシックに分裂したのも、The DAO事件がきっかけです。
更にThe DAO事件により、イーサリアムの価格は1/3まで暴落しました。
仮想通貨取引所はいまも危険?
数々のハッキング事件を受けた取引所は、セキュリティ対策が年々強化されています。
Coincheckがハッキングを受けた際は、インターネット上で仮想通貨を管理していたのでハッキングされました。
現在ではコールドウォレットという、完全にオフラインのウォレットに保管しています。
Coincheckをはじめとした日本の取引所は、金融庁から認可を受けていますのでセキュリティ面の強さの証となります。
下記に金融庁に認可された、仮想通貨取引所のURLを貼っていますので見てみてください。
https://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kasoutuka.pdf
仮想通貨のもうひとつの危険
この記事では、仮想通貨の危険として詐欺やハッキングについて書きました。
もうひとつ知っておくべき仮想通貨の危険があります。
それは「暴落」についてです。
こちらは別の記事で解説しますので、絶対におさえておきましょう。
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