





2022年現在、仮想通貨の知名度も上がり投資も一般になってきました。
しかしまだまだ日本では、
聞いたことあるけど、なんだかよく分からない
なんとなくわかるけど、説明できない
どうやって始めるの?
色々と聞いた事がないワードもあるのではないでしょうか。
DeFi(ディーファイ)もそのひとつでしょう。
今回の記事では、そんな疑問を持っている方々のためにDeFi(ディーファイ)とはなにか?からその活用方法まで説明をしていきます。
この記事でわかること
- DeFiとはなにをするところなのか
- DeFiについて言葉で説明出来る
- DeFiのはじめ方が分かる
- おすすめのDeFi
目次
DeFiとはなにか?
まずはDeFi(ディーファイ)とはなにか説明をしていきます。
DeFiは日本語で「分散型金融」
DeFiは「Decentralized Finance」の略です。
日本語にすると、「分散型金融」という言葉になります。
分散型金融とは?
分散型金融はブロックチェーン上に構築される金融システムのことです。
仮想通貨の名称ではないので気をつけましょう。
従来の金融は「CeFi(中央集権型金融)」
「金融」という言葉で思い浮かべるのは、銀行や証券会社ですね。一般的にはこのような会社を通して金融サービスを利用しています。
これらはCeFi(シーファイ)「中央集権型金融」と呼ばれます。
大きな信頼を持った会社が中央集権的に金融サービスを取り扱っているためこのように呼ばれています。
DiFiとCeFiの違い
DiFiとCeFi、どちらも金融システムなのですが、その違いはどんなところにあるのでしょうか。
仲介者の有無
CeFiでいうところの、銀行や証券会社、保険会社などが仲介者にあたります。
CeFiの金融サービスを受けるには、仲介者を介さなければ取引を行うことができません。
対してDeFiはユーザー同士が直接取引を行うため、仲介者を必要としません。
DeFiの仕組み
ユーザー同士が直接取引を行うのがイマイチ理解し難いのでDeFiの仕組みについて説明していきます。
DeFiはイーサリアム上に構築されている
DeFiのアプリケーションの多くはイーサリアム上に構築されています。
- イーサリアムは仮想通貨としてだけでなく、ブロックチェーン上に分散型のアプリケーションを開発しやすい。
- スマートコントラクト機能を実装できる。
このような理由イーサリアム上でDeFiがたくさん提供されています。
スマートコントラクトとは?
ブロックチェーンのプログラムである「スマートコントラクト」は、特定の条件を満たした場合に取引を実行する機能のことです。
○○という条件を満たしていたら、ユーザーAへ送金を実行する
このようにあらかじめプログラムを設定しておくことで、仲介者なく金融サービスを実行できるのです。
DEX(分散型取引所)でユーザー同士直接取引する
Decentralized Exchangeの略です。
日本語では「分散型取引所」という言葉になります。
DEXはユーザー同士を直接つなぎ、仮想通貨を取引することができます。
仲介者がいないため無駄に取引手数料を支払うこともなく、スピーディーに取引が行えるのでおすすめです。
DEXの種類
DEXは色々なサービスが提供されています。
- Uniswap(ユニスワップ)
- PancakeSwap(パンケーキスワップ)
- SushiSwap(スシスワップ)
今回はイーサリアム上のDeFi、Uniswap(ユニスワップ)のはじめ方をこの後に解説していきます。
Uniswap(ユニスワップ)のはじめ方
Uniswap(ユニスワップ)はイーサリアム上に展開されているDeFiです。
DeFiが爆発的に有名になったのはUniswap(ユニスワップ)の存在がかなり大きいです。
イーサリアム(ETH)を保有している人にはおすすめできるDeFiです。
公式URL
https://app.uniswap.org/
DeFiのはじめ方
DeFiを始めるにはまず、仮想通貨を用意する必要があります。
イーサリアム(ETH)は国内取引所でかんたんに手に入ります。
まずはDeFiを理解するために、イーサリアム(ETH)の購入はできるだけ簡単な方法でいきましょう!
国内仮想通貨取引所で口座を開設する
かんたんに仮想通貨を購入するのは、コインチェックをおすすめしています。
コインチェックは17種類の仮想通貨を取り扱う、国内最大級の仮想通貨取引所です。
仮想通貨をウォレットへ送金する必要があるため、取引を行う準備として、口座の開設をします。
こちらで口座開設方法をわかりやすく解説しています。
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ソフトウェアウォレットを登録する
ソフトウェアウォレットというのは仮想通貨を管理するお財布のようなものです。
秘密鍵(暗証番号のようなもの)を設定して仮想通貨を管理します。
ウォレットも種類がありますが、今回はUniswap(ユニスワップ)に対応しているMetamask(メタマスク)というソフトウェアウォレットを登録していきます。
Metamask(メタマスク)をダウンロードして、ブラウザの拡張機能へ追加しましょう。
イーサリアム(ETH)を購入する
Uniswap(ユニスワップ)で使用する仮想通貨、イーサリアム(ETH)を購入しましょう。
Uniswap(ユニスワップ)では、その他の仮想通貨を使うことが出来ますが日本の取引所でかんたんに購入出来るイーサリアム(ETH)がおすすめです。
イーサリアム(ETH)をメタマスクに送金する
コインチェックのコイン送金ボタンから、送金を行います。
送金手順- イーサリアム(ETH)を選択する
- メタマスクのウォレットアドレスを入力する
たったこれだけですが、
注意ポイント
仮想通貨を送金する際に入力する「ウォレットアドレス」は間違えると、通貨が消えてしまう可能性があります。
消えてしまった仮想通貨は元に戻ることはないので、テスト送金でアドレスに間違いがないかをしっかりと確認する必要があります。
メタマスクとUniswap(ユニスワップ)を接続する。
送金が完了したら、少し待つとメタマスクにイーサリアム(ETH)が反映されています。
反映されたらメタマスクとUniswap(ユニスワップ)を接続します。
接続手順- ウォレットに接続をクリック
- 登録したウォレットを選択する
これだけでメタマスクとUniswap(ユニスワップ)の接続が完了します。
接続をすると、メタマスクの中にある仮想通貨をUniswap(ユニスワップ)に預けたり、他の仮想通貨に交換することができます。
Uniswap(ユニスワップ)で仮想通貨を交換(スワップ)する
「スワップ」という項目を選択する。
「トークン選択」で上に交換前の仮想通貨を、下へ交換したい仮想通貨を選択します。
なお、交換にはガス代と呼ばれるネットワークをやり取りするために発生する手数料がかかるので余裕を持った数量を用意しておきましょう。
DeFiで行える仮想通貨投資
ここまで一緒に手順を踏んでくるとDeFiを使う準備はできてます!
今回はレンディングについて解説していきます。
レンディング(貸付)とは?
保有している仮想通貨を貸すことで利息をもらいます。
レンディングは貸し出すことで利益を得る仕組みです。
CeFi(銀行)はどんな仕組み?
- 預金者 → 銀行へ資金を預ける
- 銀行 → 資金を企業へ貸し付ける
- 企業 → 銀行(仲介者)へ返済時に利子を払う
- 利子 → 銀行の経費、預金者の利息に割り当てられる。
従来の金融システムはこのような仕組みで銀行の運営が行われています。
DeFiはどんな仕組みなのでしょうか?
DeFiの仕組みとは?
- 貸し手(預金者) → 借り手(企業)
- 借り手からの利子 → 貸し手の収益
DeFiはユーザー同士のやり取りのためとてもシンプルであり、利息も高くなります。
貸し手・借り手がなぜ成り立つのか。
それはスマートコントラクトを使うことで予め設定された内容に沿って自動で可否が行われています。
スマートコントラクトによって手続きがスピーディかつ安価な手数料で取引ができます。
レンディングのメリット
レンディングを使うとどんなメリットがあるのでしょうか。
メリット
- 銀行よりも利息が高い
- 貸し出すだけで仮想通貨が増やせる
- 始め方がシンプルでかんたん
レンディングのデメリット
使う前にメリットだけではなく、デメリットも把握しておくことは重要です。
デメリット
- 貸し出し中に仮想通貨の価格が下落する可能性がある
- 途中で引き出すことができない
- 売買で得られる収益よりは小さい
仮想通貨投資を始めるなら、まずは比較的入りやすいレンディングから行なうのがおすすめです。
DeFiで取引を始める前に知っておきたい用語
ここでは利息に関する、知っておきたい用語について解説をしていきます。
APRとAPY
DeFiでは「APR」と「APY」という単語をよく目にします。
計算方法が異なるもので、実際に手に入れる利息が変わってきます。
そのため、しっかり把握しておく事をおすすめします!
APRは「単利」
「Annual Percentage Rate」の略です。
日本語で「単利」という意味になります。
元本にのみ利子がつく計算方法になります。
常に預けた仮想通貨の数量に対しての金利であり、預け入れている期間に増えた分は考慮しない年間利率のことになります。
APYは「複利」
「Annual Percentage Yield」の略です。
日本語で「複利」という意味になります。
受け取る利息を元本に組み入れ、組み入れた総額に対して利子がつく計算方法になります。
利息で増えた分も含めた年間利率のことになります。
APYは利益を自動で再投資する仕組みで複利運用とも言います。
複利運用は預ける期間が長い程大きな利率が表記されています。
注意
注意点
利率だけ見て決めるのはリスクが大きいです。
無名な仮想通貨ほど、高い利率設定にしています。そのため預け入れや貸し出しを行っている最中に暴落するリスクも把握しておくことが大事になります。
DeFiで運用する通貨の選定は慎重に行いましょう!
DeFiのメリット・デメリット
最後にDeFiのメリットとデメリットについて解説していきます。
メリット
- コストが安い
- 透明性が高い
- 国や地域を問わず誰でも利用できる
デメリット
- トラブルに対しての保証がない
- 金融バブル崩壊のリスクがある
1つずつ解説していきます!
DeFiのメリット
まずはメリットから見ていきましょう!
取引コストが安い
DeFiは仲介者が不要なため、そこに支払う手数料がありません。
そのためにかかるコストを抑えられます。
ただし、仮想通貨を交換する際に発生するガス代(fee)はかかるので、注意が必要です。
透明性が高い
ブロックチェーン上のトランザクションに取引記録が公開されています。
インターネット環境さえあれば、取引の内容を誰でも見ることが可能です。
銀行や証券会社では顧客や運営データは経営側のみしか見られないことを考えれば、その透明性の高さが分かります。
国や地域を問わず誰でも利用できる
利用に特別な審査はありません。
そのため、インターネット環境があり、ソフトウェアウォレットがあれば誰でも利用が出来るのは大きなメリットと言えます。
DeFiのデメリット
ここではDeFiのデメリットを説明していきます!
トラブルに対しての保証がない
従来の金融システムで何かトラブルがあると、金融機関が対応します。
預金に関してのトラブルの場合は元本1,000万円まで補償されます。
しかしDeFiは仲介者のいないユーザー同士の取引のため、トラブルが発生した時は基本的に自己責任となります。
金融バブル崩壊のリスクがある
DeFiは誕生してからまだ年数も浅いですが、非常に大きな注目をあびています。
過剰な注目はバブル崩壊のリスクもはらんでいるため、仮想通貨の界隈の情報収集はこまめにしておくのが吉と言えます。
まとめ
DeFiの仕組みとCeFiとの違い、はじめ方などを解説してきました。
- DeFiは分散型金融、CeFiは中央集権型金融
- DeFiはブロックチェーン上に展開される金融サービス
- DEXはユーザー同士で仮想通貨を直接的に取引できる
- レンディングは仮想通貨を貸し付けて、利息を得ることができるサービス
- APRは単利、APYは複利
まだまだ拡大していく可能性のあるDeFi市場です。
メリットも多いですが、リスクにもしっかりと目を向けて、市場のニュースや仮想通貨の動向へも注視して、仮想通貨投資を行っていきましょう。